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青果物の機能性を活かした利用法を追究する

 果実・野菜(青果物)は人が健康的な食生活を送る上で必須の食料です。果実・野菜には人の健康に寄与する様々な機能性成分が含まれており,これらの質や量を調査分析することは園芸作物の差別化や利用性追究の観点から意義があります。また,果実・野菜の含有成分は生育条件,成熟度,貯蔵条件,加工条件などによって変化するものであり,有用成分の変動や変化に関係する要因を追究することは作物の機能性をコントロールすることにつながります。即ち,青果物を本来ヒトが食するべき機能性食品とみなし,その保健的機能を効果的に活用するための科学研究を推進することを基本理念としています。

  1. 果実・野菜は大地に根ざした機能性食品である

  2. 果実・野菜は様々な角度から人体に有益な作用をもたらす多機能型保健機能食品といえる

  3. 果実・野菜は品目によって特徴的な機能性成分を含む。ユニークな特徴を活かした加工や調理を

  4. 果実・野菜は収穫後も生きている。つまり,生物。環境条件によって有効成分は変化する

  5. 廃棄されている部分にも利用性があるかも知れない

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▣ 目標 ▣

下記のような目標を掲げて研究テーマを設定しています。これらの成果を学術情報として提供することによって,健康的食生活の質の向上に寄与することを目指しています。

  1. 青果物の特徴に応じた,新規な保健的機能性や利用性を見出す(新たな機能性と利用法の発見)

  2. 青果物の保健機能性と含有成分の関係を探る(含有成分の有用性の確認)

  3. 品目,成熟度,部位等における機能性成分の特徴を明らかにする(素材の有効成分を活かす取扱い手法を知る)

  4. 鮮度・熟度と機能性の関係を明らかにする(生鮮品の食べ方による有効性の違いを知る)

  5. 機能性成分の生合成を刺激する条件を見出す(人為的に有効成分を制御する手法の探索)

  6. 機能性を維持・向上させる加工条件を見出す(加工・調理で機能性を高める方法の探索)      

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